予定を詰め込んでいた手帳に、はじめて「余白」を書いた日
今日、手帳を開いたら、来週の予定が朝から夜までびっちり埋まっていた。会議、資料の締め切り、副業の作業時間、友人への返信……。「あれもやらなきゃ、これも返さなきゃ」と、隙間を見つけるたびに何かを書き込んでいた自分に気づいて、少し笑ってしまった。空いている枠を見ると、なぜか落ち着かなくて、無意識に何かで埋めていたのだと思う。
お昼休みに同僚から「ソラさん、最近ずっと忙しそうですね」と言われて、「そうですね、でも大丈夫です」と答えたけれど、正直、大丈夫じゃなかった。夜、家に帰ってソファに座った瞬間、何もする気力が残っていないことに気づいた。頭の中では「次は何をやろう」「あれ、まだ終わってない」という声だけが鳴り続けていて、休んでいるはずなのに、全然休めていなかった。予定を詰め込むほど前に進んでいる気がしていたのに、実際は、ただ息が切れていくだけだったのかもしれない。
それでもふと、手帳のページをもう一度見て、思いきって来週の水曜の午後に、何も予定を書かずに「余白」という文字だけを書いてみた。予定でも、タスクでもない、ただの空白。ペンを置いた瞬間、なぜか少し肩の力が抜けた。何かを「する」ための時間ではなく、「する」ことから離れるための時間を、自分で自分に許可してあげた感覚だった。
人生というゲームでは、常に動き続けることだけが攻略法だと思い込んでいたけれど、実は「あえて何もしない時間」を確保することも、ちゃんとレベルアップの一部なんだと思う。詰め込むことでしか進んでいる気がしなかったけれど、休むことも「進んでいる」ことのうちなのかもしれない。
余白のある一日は、まだ来ていないけれど、その予定が手帳にあるだけで、今日の私は少しだけ安心できた。
あなたの「今日」が、素晴らしい明日に繋がることを、心から応援しています。
さあ、また、ゲームをはじめよう。